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2007年10月28日 (日)

本物

先日、修行途上の青年と話すことがあった。
曰く、『正法もて処すれば拙くとも直し。邪法は目を眩ますのみにて一利無し』と。

正しいものを正しく扱う。
これは当たり前。
Tsutomu、角純いずれも『正しい』ものと確信して扱っている。

その根拠は、

五輪書の謂う「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」
を体現しているからである。

数多の仕事をこなし、理論を超越した作品は一種異様な『凄味』を放つ。
それらを表現する言葉は無い。
敢えて言えば、「丸いところは丸く、まっすぐなところはまっすぐに」作られている。
この「当たり前」があるからだろう。

そして、これらに売り口上は無用。
いや、必要は無い。
モノが語る言葉に耳を澄ますがいい。
心があれば、聞こえてくるはずだ。

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2007年10月18日 (木)

黒帯雑感

ひでちゃん、ご明察!
昨日、「黒帯」観てきましたよ。

先にイッコだけ突っ込んどきます。
設定は昭和7年。
メイキング、予告編にも出てくる、憲兵隊長のくわえたたばこ(シガレット)を大観が前蹴り一閃、弾き飛ばすところ。
あのシガレット、フィルターついてるんです。しかもナニやら赤い字で印刷してあるし。。。
たばこ好きの皆さんなら知ってると思いますけど、あの時代にフィルター付きなんか無いのは常識でしょ?
たばこの道具屋としてはここは思い切りツッコンでおかないとね。

ストーリー、時代考証などで他にもツッコミどころ満載ですが、この映画の本領はそんなものではありません。
伝統空手を代表する二流派(松涛館流、剛柔流)の技の真髄を、両派の師範が余すところ無く見せてくれるところです。
既存のアクション映画のようにスタントや特撮を一切使わず、本当に突き蹴りを極めています。
松涛館、剛柔両派の特徴もよく捉えられており、ストーリーの中で対照させているところはにくい演出だと思います。

空手を全く知らない人から師範クラスの人まであまねく楽しめ、武道について数多のヒントが隠されている秀作であると思います。

もう一回観たい、DVDが出たら買いたい作品なのです。

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2007年10月13日 (土)

下積み

相撲もボクシングも好きだけど、だらしねぇのは良くねぇよ。

プロだし、興行って面もあるから即戦力を確保しようとするのはわかる。
だけどなぁ、ビョーキですからってモンゴルに帰っちゃったり、リングで相手をブン投げちゃうなんて、序の口かデビューして間もない連中のすることじゃねぇの?

奴らは所謂「下積み」が短くて、ほんとは下積みの間にしなきゃいけないことを端折っちゃってるんだな。
無名のうちに散々放蕩しとけば地位が上がってからあんなことにはならないんだよ。
厳しい稽古やトレーニングに耐えて強くなる過程で、ガス抜きもし、はみ出してお灸を据えられってのを何回か繰り返していけば、人間もこなれて来るってもんです。
ハナっから鳴り物入りで注目されてるんだったらそれなりに自覚して欲しいとこだけど、放任の親方や下品な親父じゃ教えらんないんだろうな。

ところで、今日から「黒帯」公開なんですが、残念ながらお仕事で初日は見られず。
来週必ず見に行くどぉ~。

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